2009年12月6日 皿ヶ嶺 六部堂越ルート・明杖三角点



  
参加者 隊長、はっちゃん
隊長号
カメラ FUJIFILM FINEPIX F100
GPS GPSmap 60CSx


皿ヶ嶺に到るすべての道を歩こう!という目的のもと、一年前に訪れた六部堂越ルート
そのときは、途中から三角点探しになってしまった。

今日こそは六部堂越ルートから最終目的地の皿ヶ嶺頂上を目指す。

きっと人通りが少なく、道は草ぼうぼうのはず。
草の少ない冬が絶好の季節と思い実行したのだが・・・。





国道33号線の六部堂(久万スキーランド入口)に駐車する。

6:59 前回と同じく六部堂から少し久万よりの地点より登り始める。
最初は植林帯を登っていく。

昨年は、作業道だらけでどれが正しい道か悩んだが、今回は二回目なので自信を持って進む。
7:49 渡渉地点。

この橋の残骸も健在である。

私は渡渉が苦手なのだ。今日も水にはまってしまった。

はっちゃん
に「早く(水から)足を抜け!」と怒られる。

撥水加工している登山靴だから実害はなかったが、どんくさいのには自分でもあきれてしまうのだった。


お地蔵様二体と、「久万新四国 15番」の杭も昨年と変わらず。
林道に這い上がった後、赤テープの場所から林道を離れて六部堂越の登山道へ向かう。


何か、全然自分で地図読みができていない。

はっちゃんに付いていくだけ。

↓こんな斜面を上るなんて思いもよらなかった。
林道の上には、こんな登山道があった。

やはり、どうせ歩くなら林道より登山道の方がよい。


途中に「六部堂越経由 皿ヶ嶺へ→ 松中OB山の会」の標識あり。
8:27 六部堂越峠到着。

ここは四辻のようになっている。

自分たちが登ってきた道、
明杖三角点
へ向かう道、
河之内
へ下る道、
皿ヶ嶺
山頂へ行く道。
峠らしく、お地蔵様があった。

明治39年と読み取れる。
まず明杖三角点を目指して、皿ヶ嶺とは反対方向の尾根を登っていく。

相当広く草刈りされていて、迷う心配は全くない。

写真ではわかりにくいが、出だしはかなり急でしんどい道。
8:56 ピンクテープの杭の場所通過。ここを境に道が狭くなる。大通りから普通の登山道になった感じ。
ずんずん進んでいると、はっちゃんから待ったがかかる。

「おい、そっちじゃない」

おっと、踏み跡をはずすところでした〜。

とは言っても心の目?で見ないと踏み跡は見えません。

はっちゃんにはこれでもちゃんとした道に見えるらしい。
9:17 三角点発見!

保護石一個。


向こう側に「四等三角点」と刻んである。

ということは手前が北、向こうが南ということ。意外だった。

尾根歩きをしているうちに、方向感覚が狂っていたようだ。


はっちゃんは笹をかき分けて更にどこかへ。
戻ってきて曰く、「この先も踏み跡は続いている」とのこと。
うーん研究熱心。

 点名:明杖(あけづえ)

 種別等級:四等三角点  
昭和43年設置

 所在地:愛媛県上浮穴郡久万高原町
      大字畑野川字明杖乙137−36


 緯度:33°42′04.7769

 経度:132°54′02.367

 標高:1127.76 m


記念撮影♪  左手には地形図。


9:24 三角点出発。

9:37 ピンクテープの杭の場所通過。

9:56 六部堂越峠帰着。

風を避けて六部堂越峠で食事にする。
今日は二人ともカップ麺であった。

はっちゃんはしきりに寒さを訴える。今の気温は1℃である。

師匠、今日の下界の予想最高気温は10℃ですよ。
山はもっと寒いに決まっているし、今はまだ朝なんですから寒くて当然!
そんな薄着で来られるなんて・・・。
10:34 食事を終え、皿ヶ嶺にむけて出発。

はっちゃんの指示がとぶ。「隊長さん、ここを撮れ!」

はいはい、何でしょう?

「何だこの広い道は!」

そう、我々はこのルートは年間100人も通らないから藪化していると予想して、草の少なそうな冬にやって来たのである。

それにもかかわらず、まるで大通りのような道幅、拍子抜け。

「年間一万人通る道みたい」とはっちゃん

このくらい広げておけば、5年間くらい草刈りしなくていいということなのか。
いずれにせよ、歩きやすくて私は大歓迎です。作業してくれた方ありがとう。
霧氷がついている!!
霧氷が見られるなんて幸運だった。写真を撮りまくる。
緑の木と霧氷の白の対比が美しい。


風景写真専門のはっちゃんが一生懸命撮ってくれた人物写真↓。
三角点で記念にパチリとやるのとは、何か気合が違っていたのだった。
モデルがよければ、もっといい写真になるのだが・・・。


肩にはGPS、腰には高度計・寒暖計付き腕時計。
GPSは肩に装着すると、画面を見たり操作するのに便利。
軌跡もこの機種なら問題なく取得できる。

腕時計を腰につけるのは、時間を見る度に手首をまくるのは寒いからである。
それに、体から離しておけば気温も正確に測ることができる。
気温を確認しながら歩くと、冬山気分が盛り上がる♪
 
11:25 皿ヶ嶺頂上到着。六部堂越ルートから登頂成功!

また一つ野望が達成されたのだった。



ここで再び休憩。お茶タイム。

六部堂越ルートでは誰にも会わなかったが、頂上はさすがに人が多い。

新しいベンチや机が設置してあった。ありがたく使わせていただく。

しかし近頃の皿ヶ嶺って、来る度に標識が増えていたり、設備がよくなっていたり変化が激しいなあ。

11:49 出発。
霧氷を楽しみながら下っていく。
皿ヶ嶺の三角点通過。本名は行長三角点


ナニコレ? 9月6日に来たときは、こんな標識なかったのに・・・。

それにしても、三角点付近もやたら広範囲に草刈りしてある。

この情熱は素晴らしいが、ついでに乾燥化が進む竜神平を、もう一度湿原にするような方策も考えてくれたらいいなあ。
12:01 十字峠通過。

ここからは、六部堂ルートを下っていく。

昨年も通ったしもう大丈夫と思われたのだが・・・、
実際は十字峠から下も作業道だらけになっていて、道がわからん状態。

林業が盛んなのは大変嬉しいが、私のような軟弱登山者には登山道がわからないのは大問題である。

はっちゃんの野生の勘に頼って下っていく。



こういうときは、GPSも便利である。

現在地が常にわかるので心強い。
そんな中、標識を立てる努力をしてくださっている方がいる。
これくらい標識があると安心? 新しい標識も。
13:08 ログハウスの所通過。
13:24 六部堂帰着。

はっちゃん、今日もありがとうございました。はっちゃんは初めてのルートでは実に心強い存在なのだった。(^.^)












 



 六部堂登山口にあり。

 六部堂登山口にあり。





2008年12月20日の六部堂越 樅ノ木・上ノ山三角点








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