2015年2月24日 皿ヶ嶺 瞽女石ルート 鉄塔【No.156】〜風穴
週末は5年振りの雪の石鎚に行く予定。 少しでも山に慣れておこうと皿ヶ嶺へトレーニングに出かけることにした。 石鎚で着用予定の服装、装備を試してみる。 風穴〜頂上ではつまらないので、初めて瞽女(ごぜ)石ルートに挑戦する。 |
参加者 | 隊長単独 |
車 | 隊長号 |
カメラ | SONY DSC-WX170 |
GPS | GPSmap 60CSx Garmin210 |
装備 | 雪山用登山靴 アイゼン ストック(スキー用) |
家の用事をしていたら、出発が11時になってしまった。 車を走らせ本日の登山口へ。 ヘアピンカーブの先の広い所に駐車して身支度を整える。 この鉄塔は156番。 鉄塔は山の中では、現在位置の確認に便利。 私にとっては、三角点の次にすごく気になる存在である。 |
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11:55 ヘアピンカーブの所まで戻った所が本日の登山口である。 「↑赤柴峠 100分 水の元 55分」の標識あり。 するとすぐ分岐があった。 まず左の杉林に踏み込んでみるがどうも違うみたい。 戻って右のコンクリート舗装の道を進む。 |
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ちょっと歩くと次の鉄塔と「→赤柴峠」の標識が見えてくる。 道が交差する場所に出る。何と五差路ですか。 左右はアスファルト舗装、右斜め奥は赤柴峠に至る砂利道。 今回は山道を直進する。 「←水の元」「←瞽女石経由皿ヶ嶺近道」 の標識あり。 |
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すぐに155番の鉄塔あり。 鉄塔があると、 どうしても番号を確認せずにはいられない性分なのだ。 次の分かれ道は左の方。 舗装していない山道の方へ進む。 やみくもにではありません。 地図やGPSを見て進路を選択しています。 |
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こんな道を進んでいると、 | |||
12:25 登山道の右側に瞽女(ごぜ)石発見! 本物を初めて見た〜。 色々とお供えがしてある。 |
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瞽女石を正面から見る。 右側の石碑には次のように刻まれている。 瞽女石之由来 平家ノ残党多田蔵人ノ妻女 ソノ夫ヲ慕イテ此処ニ来タリ 泣キ暮シテ盲目トナリ 遂ニ 泣死化石セシト云ウ(伊予温故録) 尓来此石ヲ瞽女石ト称ス 目ノ不自由ナ人ガ願カケヲス ルト霊験アリト伝エラレル 昭和六十年以降毎年四月上 旬組中集マッテ念仏供養ス 昭和六十三年九月吉日建立 |
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瞽女石から少し登った所で車道を横切る。 オレンジの矢印 「風穴・皿ヶ嶺→」 「上林トンネル→」 「水の元ロッジ→」 「←上林峠方面(歩道)」 の標識。 振り返り、下りの道を確認。 青い矢印 木の根元に「皿ヶ嶺登山口へ30分」の標識あり。 |
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舗装路の先まで行ってみるとヌタの元池というため池があった。 道はここで行き止まり。 石碑によると下記のような池だそうだ。 事業概要 事業名 団体営灌漑排水事業 事業実施年度 昭和60年度〜平成元年度 事業費 1億5320万円 地元負担金 766万円 貯水量 27000m3 堤長 84m 堤 11.75m 事業主体 重信町 管理主体 上林土地改良区 施工業者 有限会社 野中組 |
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舗装路を少し戻った所に右に入る山道がある。 古い標識が置かれている。 どこまでが2時間40分なのかな? |
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車道を横切る。 「皿ヶ嶺山道→」の標識あり。 |
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振り返り、下りの道を確認。 「登山口(谷) バス停近道→」の標識。 登山口(谷)とは何ぞや?? |
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少し登るとすぐまた車道を横切る。 右斜め上に登山道が続く。 標識あり。 さびていて読めないが、おそらく「皿ヶ嶺 登山道」 |
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振り返り、下りの道を確認。 ここは標識なし。 木にピンクのテープが巻かれているのが目印。 |
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13:01 登山道の上にガードレールが現れた。 ガードレール越しに登山道の続きが見える。 ガードレールを左に回りこんで車道を横切る。 「ここは皿ヶ嶺登山道です。 自転車・バイク等での走行は、 大変危険ですのでご遠慮願います。 東温市」 の標識あり。 自転車・バイクで登山道を通る輩がいる? |
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13:10 更に登っていくと、次のガードレールが現れる。 そこはついに・・・、 |
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水の元だ!! ここまで知らない道を登ってきて不安だったが、 やっと水の元まで登ってきた。 |
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振り返り、下りの道を確認。 ガードレールが切れた所が下山する道である。 標識はあるが読めない。 |
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水の元の御手洗いは冬季は凍結のため使用できない。 厳重にロープでふさいである。 ここからは勝手知ったる道。 遊歩道を登っていく。 |
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13:39 風穴到着。 ここまで写真を撮ったり、地図を見たり、 GPSを操作したりしながら登ってきたら、 約1時間45分もかかってしまった。 知らない道は、かかった時間以上に遠く感じた。 気温は6℃だが大汗をかいた。 しかし久しぶりの登山に気分は爽快だ。 駐車場の池は完全に凍結していた。 人のいない静かな登山もいいな。 |
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所要時間: | 行き | 登山口 (30分) 瞽女石 (45分) 水の元 (30分) 風穴 |
帰り | 風穴 (50分) 登山口 |
下りは寄り道せずに、どんどん下っていった。
こんなとき登山靴はねんざの心配もなく頼もしい。
あれっ? もう鉄塔が見えると思ったら登山口に着いてしまった。
あれれっ? 瞽女石は?? 瞽女石がどこにあったかも気付かず今日の登山は終了したのだった。
瞽女石の伝説 瞽女石について、図書館で「重信町誌」を調べてみた。この石の由来には二つの説がある。 1.昔、瞽女さんがこの辺りで行き倒れたことに由来するという説。 瞽女とは - Wikipedia 2.多田蔵人という平家の武者が上林に住み着いた。その妻が夫を訪ねてきたが会うことができず、嘆き悲しんで盲目になって死んで石になったという説。 (瞽女石横の石碑に刻まれている説) |