2007年10月27日(土) 八面山・三本杭
車 | シエンタロウ、エスティマ |
参加者 | 隊長、キャノン・タムロー(運転)、アサリ(企画・運転)、他7名 |
今回は、アサリ氏が企画した職場の山部の山行に夫婦で参加させていただいた。筆者は1995年8月26日以来の三本杭である。 そもそも南予の山は滑床渓谷〜三本杭周回コースしか登ったことがないのである。非常に楽しみ。 |
7:00 | 会社駐車場集合。ここで九名が二台の車に分乗して、高速道路を経由して宇和町へ向かう。 |
8:20 | 宇和町の道の駅「どんぶり館」で更にアサリ氏の友人Wさんを拾い、黒尊スーパー林道へ。 これで参加者は、夫婦一組、妻帯者二名、独身男性三名、独身女性三名となった。 |
10:00 登山口 黒尊スーパー林道沿いの猪のコル下の登山口から登り始める。車は二台とも路肩に駐車する。
この階段を上る | 出発準備 |
10:03 猪のコル すごい急登で息が切れ目が回り始めた頃、猪のコル到着。ここからは傾斜が緩やかになる。
八面山方面へ向かう。 |
権現山及び宇和海 |
カシミール3Dによる山座同定 |
10:09 大久保山への分岐があり、 | 10:19 再び大久保山からの道と合流する |
10:25〜36 八面山(やつづらやま) そうこうするうちに八面山に到着して小休止。
眺望を楽しむ。 今日はお天気に恵まれた。 |
||
八面山から三本杭 | 三本杭拡大 | |
何の杭?裏側に「山」と書いてあった |
三本杭に向けて出発する。 気持ちの良い尾根道を進む。 紅葉も美しい。来て良かった! |
||
鹿よけフェンス | 途中で出会った超カワイイ犬 |
11:00 熊のコル ここで滑床渓谷からの道と合流する。非常に風が強い。
それにしても熊のコルってこんな所だっけ? 95年の写真(下)と比べてみると・・・。 | ||
現在の熊のコル | 若かった?頃の熊のコル |
熊のコルからの道は険しい |
11:22 三本のたるみ 登山道に突然フェンスが現れる。
先頭を歩いていて、突然現れたフェンスに驚く。 何これ?何でこんな物があるの?どうしたらいいの? 一瞬パニックになるが、Wさんに「戸を開けて入ればいいんですよ」と教えていただく。 昔はこんな物なかったのに。浦島太郎になった気分である。 みんなぞろぞろと通過し、また戸を閉める。 三本のたるみはフェンスに囲われているのであった。 |
||
左へ行くと三本杭。 右へ行くと、御祝山経由万年橋(森の国ホテル、滑床渓谷)。 ↓95年当時は藪コギ状態だった。 |
||
現在の三本のたるみ、随分寂しくなった。奥に三本杭。 | 昔の三本のたるみ、フサフサ |
11:32〜12:43 三本杭
三脚を用いて記念撮影。それにしても鹿の食害だそうだが、はげ山になってしまっている。黒い地面から水蒸気が上がるのがよく見える。
頂上一帯は、三本のたるみ同様鹿よけフェンスに囲われている。
95年当時は、「三本杭」の標識のあたりだけ草刈りをしてくれている状態だったのに・・・。(下の写真参照)
みな風景写真を撮ったり、カップ麺を食べたり思い思いに過ごす。独身女性グループは大変賑やかである。
やっと到着です | 記念撮影 | |
立って食うバカモノ、もとい若者(^_^;) | 95年の若者は行儀よく食事 |
一等三角点だけあって、標石が大きいのに驚く。一等三角点の標石の重さは、90kgである。
|
|||||||||||||
eTrex Ventureでの実測値 緯度:33°11′18.0 経度:132°38′07.5 標高:1228m |
|||||||||||||
「滑床山裸地化植生回復対策事業を行っています。 @ニホンジカの捕食行動を防止するため防護ネットを設置しています。 A損なわれた自然環境を取り戻すためミヤコザサの移植を行っています。」 ほほう、なるほど〜。 「雷注意」 雷はコワイ! 頂上付近は隠れる場所がないので、非常に危険。 |
北側のパノラマ
12:48 三本のたるみ
13:07頃 熊のコル通過
Wさんと楽しくおしゃべりしながら下っていて、熊のコルで時間を見るのを忘れてしまった。しかし帰宅してからGPSのトラックログにて時刻が確認できた。う〜ん便利だ。
Wさんは旧宇和町で獣医をなさっているのだが、来年三月に転勤のため愛媛を離れるのだそうだ。
そのため三月までに愛媛県内の歩き遍路や、四国の主だった山にもう一度登ったりと、これから後大忙しだそうである。
Wさんとは初対面ではあったが、山の話や札所の話で盛り上がった。三月までにまたどこかの山で同行させていただきたいものである。
13:34〜44 八面山 男性陣が、ここから南に派生した尾根へ海を見に行ったが、藪っていたとのことで戻ってきた。
14:02 猪のコル
14:08 登山口
登山道の植物
15:00〜16:20 成川渓谷高月温泉 入浴後帰途についた。
|
感想
熊のコル手前から三本杭山頂までのはげ山状態には大変驚かされた。山に鹿よけフェンスを張るのも大変な作業だったと思う。
しかしはげ山になっていたおかげで、周りの山々の展望はよかった。
ルートも滑床渓谷から登るのよりはるかに楽で、しかも木々が美しかった。
ぜひまた来たい。次回笹が根付いているか興味深い。
(文:隊長、写真の解説:キャノン・タムロー)